太平洋プレート大暴れ 近づく3つの巨大地震を専門家が懸念
毎年、地震や台風に直撃されているニッポン。2020年、いよいよヤバそうなのが地震だ。いつ、どこで巨大地震が発生してもおかしくない。専門家が懸念する3つの巨大地震はすべて東京に激震をもたらす。
太平洋全体をカバーする太平洋プレートは現在、地球上の15枚のプレートの中でも活発に活動している。マグマが次々に生産され、また、他のプレートをグイグイ押している。そのため近年、火山の噴火や地震が頻発している。
■東日本のなごり
2011年3月11日の東日本大震災は、太平洋プレートが北米プレートに強く圧力をかけ、耐え切れなくなった北米プレートが跳ね上がり起きた。20年に最も起こりそうなのが、その“なごり地震”だ。立命館大学環太平洋文明研究センター教授の高橋学氏(災害リスクマネジメント)が言う。
「3・11は起きましたが、それでも太平洋プレートはストレスを出し切っていません。その後も、ずっと北米プレートに圧力をかけ続けていて、北米プレートにストレスが蓄積されています。最近、頻繁に発生している青森、岩手、北海道、茨城、千葉などの地震はその影響です。東日本でいつ巨大地震が起きてもおかしくない状況です」
北米プレートが跳ね上がれば、大規模な揺れと津波が襲ってくる。