海外からの600人分の予約があっという間にゼロに

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「旅館 澤乃屋」店主 澤功さん(1)

「何とか生き残り、来年の東京五輪は家族旅館としてお客さまを笑顔でお迎えしたいのですが……」

 昨年、創業70周年を迎えた東京・谷中にある「旅館 澤の屋」2代目館主・澤功(さわ・いさお)さん(83)は、消え入るような声でつぶやいた。本来ならば春の花見から秋の観光シーズンにかけて全12室の客室は連日満室のはず。だが、コロナ禍の今年は宿泊の予約はまばらだ。

 というのも、宿の利用者は9割以上が外国人観光客。10月から東京も「Go To トラベル」に追加されたが、外国人客の増加は当分見込めない。取材に訪れた9月中旬、館内はひっそりとしていた。

「毎年4月は宿泊客が一番多い月で、今年も1カ月に600人ほど海外からの予約が入っていました。ところが3月ごろからキャンセルが続き、あっという間にゼロになってしまった」

 実は「澤の屋」は年間の客室稼働率が約95%という驚異的な数字を維持していた伝説的な旅館だ。これまで92カ国、延べ20万人の外国人客をもてなしてきた。その功績から、澤さんは国の「観光カリスマ」にも選定されている。

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