「詐欺師と一流営業マンは紙一重」元知能犯担当刑事に聞く
不況になると詐欺がはびこると言われる。このような詐欺や儲け話にひっかからない術はあるのか。知能犯罪と闘ってきた森透匡氏はこう指摘する。
「持続化給付金の不正受給などのようにわかりやすい詐欺はありますが、詐欺をやる連中はその都度ネタを変えます。なにを専門ってことはありません。今でも仮想通貨などの詐欺話は続いていますしね」
典型的なものが一獲千金を狙う投資話だ。
「投資話は深入りしないことが一番です。それでもという人には、あえていくつかアドバイスをしましょう。まず誰が投資話を持ってきたかが大事。詐欺師グループは詐欺被害者のリストを持っています。信じられないでしょうが、騙される人はホントに何度も騙されるんですよ。信用できない人からの話には絶対に乗らないことが大前提です」
ただ、信用している旧知の人でも、その人が話を理解していない場合や騙されている場合があるので要注意だそうだ。そんな場合にどうしたら詐欺話を確認できるのか。