大学共通テスト1週間前に政府が突然方針転換 受験生からは「公平性どう保つの」と戸惑い

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 それなら共通テストそのものが必要なくなるのではないかーー。

 末松信介文科相は11日の閣議後会見で、新型コロナウイルスに感染して大学入学共通テストを受けられなかった受験生の救済策として、国公立大の2次試験のみで合否判定するよう、各大学に要請すると発表した。共通テストを利用する私立大にも、個別入試での判定を要請するという。

 末松文科相は、個別入試も受験できなかった場合に備え、調査書や面接といった総合型選抜などで再度の追試験機会を設け、4月以降に入学できるよう要請する考えも示していたが、この政府方針に困惑しているのが他らぬ受験生だ。都内の都立高校3年生の女子生徒はこう憤る。

「これまでコロナに感染しないようワクチンも2回接種して対策してきたのに、本番直前の1週間前になって突然の方針転換なので訳が分かりません。そもそも共通テストを受けた受験生と個別試験のみの受験生の公平性どうやって保つのでしょうか。共通テストの意味がなくなるじゃないですか。もう少し言わせてもらうと、昨年は個別試験を行わず、大学共通テストの結果だけで合否判定していた大学もありましたよね。旧7帝はともかく、他の国公立はそれで結果が大きく左右されました。昨年の同じころ、政府は『もう二度と受験生を困らせるな』なんて言っていたじゃないですか。それなのにまたこれ? でしょう」

 振り回される受験生はたまったものではない。

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