比較される愛子さまと眞子さん 成年会見で高まる“女性天皇”待望論と公優先の姿勢

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■皇族として公を優先する姿勢

 皇位継承問題の議論が進まない中、女性皇族でありながら、昨年20歳を迎えられた愛子さまの立場は現状、決して安定したものではない。皇位継承のみならず、皇族数の減少により女性皇族が結婚後、皇室に残る案も出ている。

 そんな状況に置かれている愛子さまの会見でとりわけ印象的だったのが、皇室の一員としての在り方について問われた次の回答だ。

<私は幼い頃から、天皇皇后両陛下や上皇上皇后両陛下を始め、皇室の皆様が、国民に寄り添われる姿や、真摯に御公務に取り組まれるお姿を拝見しながら育ちました。そのような中で、上皇陛下が折に触れておっしゃっていて、天皇陛下にも受け継がれている、皇室は国民の幸福を常に願い、国民と苦楽を共にしながら務めを果たす、ということが基本であり、最も大切にすべき精神であると、私は認識しております>

「今の皇室の状況は愛子さまの幼少期から想定されていたため、将来天皇になる可能性も排除せずに育ててこられたということでしょう。とりわけ国民に寄り添う姿勢を重んじられているのは、天皇皇后両陛下の影響が大きいことが愛子さまの言葉からも伝わってきます。今回の会見が『愛子さまを天皇に』という声をより一層強くしたのではないでしょうか」(前出・皇室ジャーナリスト)

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