知床「KAZUⅠ」の悲劇…遊覧船は釣り船とは違う 乗客は強風・高波を想定できない
日本の数少ない世界自然遺産である知床で悲痛な事件が起きてしまいました。遊覧観光船が遭難し沈没してしまったというニュースです。
僕は船釣りが好きなので、遊漁船によく乗ります。予約をした船の船長に、出船の前日に「明日の海は大丈夫でしょうか?」という確認をすることが多いのですが、ほとんどの場合、「大丈夫だよ。凪(なぎ)だよ凪」などと言われます。しかし、実際乗ってみると、強風・高波で船に乗っているだけでもつらいというケースは少なくありません。一番ひどかったエピソードは、乗船料を徴収して、出船して、外海に出た途端に「今日はダメだ」と言って、引き返されたことがあります。遊漁船もビジネスですから、波の高さを理由にした直前キャンセルを防止したいという気持ちがあるのはわかりますが、さすがに詐欺的だなぁと感じてしまいました。それ以降、波の高さや風は、自分で見て確認するようにしています。