ストレスと疲労にされされた高級ブティックから大型飲食店に…時間があっという間に経つ

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 長らく生きてきたが、労働の形態によって、精神的な負担がこれほど違うのかと驚かされた。定年後のアルバイトだからこその発見だと思う。

 店のスタッフもフレンドリーだ。閉店後、報告書を書いている私に「お疲れさまでした」と飲み物を持ってきてくれる。

 お客を観察しているうちにあることに気づいた。白人の家族連れの大半は、ドアを開けるたびに笑顔で「サンキュー」と謝意を表す。これに対して日本人と東南アジア系は無愛想な人が少なくない。

 また、洋の東西を問わず、女性客がトイレにスマホを置き忘れて「どうしたらいいですか?」と相談してくるケースも多い。男性客の忘れ物は少ない。こうして私は地獄から天国にコンバートしたのだった。 (この項おわり)

(林山翔平)

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