2024年大学入試の注目点は…国立大理工系の「女子枠」新設と法政・青学・上智の志願者増

公開日: 更新日:

 首都圏では、法政大学、青山学院大学、上智大学などが増加している。

 数学が大学共通テスト科目の必須受験化で難関国立大との併願者を狙う早稲田大学は、これまで続いた志願者漸減の傾向は今後も続くだろう。独自の入試科目の慶應大学は別にして、従来と同じ私立大の入試科目パターンの学部が多い明治大学は、首都圏の私大専願生の人気を集めている。

 日東駒専では、東洋大学は前年の志願者大幅減の反動もあって増えているが、不祥事続きで志願者を減らした日本大学の志願者が流れたという見方もあり、来年度はこの流れが続くか予測は難しい。

 関西圏では、関西学院大学の急増がとりわけ目立つ。同大学の理工系学部の拡充再編や、入試方式の多様化などが増加要因だ。

 私立大の一般選抜でも、今後は共通テスト利用も含めて入試科目のパターンが多様化していくであろう。併願の場合、その点の見極めが大切だ。新課程入試の科目チェックは欠かせない。

(木村誠/大学教育ジャーナリスト)

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状