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金森たかこマナー講師

大阪府出身。ビジネスマナー講師として、企業や行政機関などで講演・研修・コンサルを行う。フリーアナウンサーとしても活躍。

「お休みいただいております」はどこがダメ? 会社の“ウチとソト”よくある間違い

公開日: 更新日:

 このような場合は「お伝えします」ではなく、「申し伝えます」が正解です。

 また、「部長」などの役職名も敬称にあたりますから、社外(ソト)の人に対しては「△△部長」ではなく「部長の△△」または「△△」とします。

 同じように、電話で伝言を頼まれた場合も──。

×「承知しました。△△課長にお伝えしておきます」
〇「承知しました。課長の△△に申し伝えます」
のようにします。

【例2】電話で、名指し人が休んでいることを伝える場合

×「申し訳ありません。△△は本日お休みをいただいております」
〇「申し訳ありません。△△は本日休みを取っております」「申し訳ございません。△△は本日休んでおります」

「お休みをいただいております」、この表現もよく耳にするのではないでしょうか。何がいけないのか具体的に見ていきましょう。

 まず、自社の社員が休んでいることを伝えるのですから、「お休み」の「お」はいりません。さらに、「いただいております」の「いただく」は「もらう」の謙譲語です。これでは休みを許可した会社(ウチ)を高める言い方になってしまいます。

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