変異株「KP.3」が猛威!要注意「感染爆発の夏」新型コロナ禍に逆戻りの兆し、発熱しないケースも

公開日: 更新日:

重症化リスク高い恐れ

 夏の大流行が危惧される中、「第11波」の襲来に医療現場はキリキリ舞いだ。

 いとう王子神谷内科外科クリニックの伊藤博道院長が言う。

「6月中旬から陽性率が40%に達し、今月に入って陽性率50%を超えました。爆発的に増えていると言っても過言ではありません。エアコンによる乾燥や不十分な換気、暑さによる免疫力の低下などが拍車をかけているのでしょう。発熱や咳、倦怠感などの症状を訴える患者さんが急増したため、午前から昼過ぎまでを通常診療、夕方から夜までを発熱などの患者さんの診療に分けざるを得なくなりました。発熱外来はキャンセル待ちの状態が続き、パンク寸前。5類移行前のコロナ禍に逆戻りしたような感じです」

 足元で猛威を振るっているのがオミクロン株の派生型「KP.3」。新規感染者の約8割を占めているとみられ、従来のオミクロン株よりも重症化リスクが高いといわれている。なかなかに厄介だ。

「過去の変異株に比べて感染力が極めて強く、従来のワクチンで培った免疫が通用しないといいます。今のところ特殊な症状は見受けられませんが、咽頭や喉頭、声帯の不調が目立っている印象です。発熱や頭痛を伴うケースもありますが、4人に1人は熱がない患者さんもいらっしゃる。喉の調子が悪いだけでも『KP.3』に感染している可能性があるので要注意です。手洗い・うがいはもちろん、1時間に10分だけ換気したり、こまめに水分補給したり、熱中症に気を付けつつ基本的な感染対策をお願いしたいです」(伊藤院長)

 これから夏休みシーズンに突入する。ハメの外し過ぎは禁物だ。

  ◇  ◇  ◇

 ●関連記事【もっと読む】では、2020年12月に新型コロナに罹患し、その後も後遺症に悩まされたハチミツ二郎さんのインタビューを掲載している。

■関連キーワード

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国会前デモ「ごっこ遊び」揶揄で炎上の高市チルドレン門寛子議員 被害者ヅラで取材依頼書さらし“火に油”

  2. 2

    TBS「テレビ×ミセス」のスマスマ化で旧ジャニ不要論が加速 “体を張るイケメン”の専売特許は過去のもの

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    「自転車1メートル規制」で渋滞発生 道路交通法改正とどう付き合うべきか

  5. 5

    迷走から一転…NHK朝ドラ「風、薫る」にヒットの予感が漂うワケ

  1. 6

    嵐の大野智と相葉雅紀、二宮和也が通信制高校で学んだそれぞれの事情

  2. 7

    中居正広氏の公式サイト継続で飛び交う「引退撤回説」 それでも復帰は絶望的と言われる根拠

  3. 8

    「得したつもりで毎月赤字」…ポイ活にハマる人ほど貧乏になる背景と損をしない使い方

  4. 9

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 10

    日ハム「にわか成り金」のトホホ 有原航平が防御率8.23で二軍落ち…「ドラフトと育成」は今や過去