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田中幾太郎ジャーナリスト

1958年、東京都生まれ。「週刊現代」記者を経てフリー。医療問題企業経営などにつ いて月刊誌や日刊ゲンダイに執筆。著書に「慶應幼稚舎の秘密」(ベスト新書)、 「慶應三田会の人脈と実力」(宝島新書)「三菱財閥 最強の秘密」(同)など。 日刊ゲンダイDIGITALで連載「名門校のトリビア」を書籍化した「名門校の真実」が好評発売中。

悠仁さまが目指すべきは英国のウィリアム皇太子 名門大進学より国を紡ぐ役割を果たす道を選択

公開日: 更新日:

修学旅行での隠し撮り写真か流出

 ウィリアム王子を受け入れるにあたって、セントアンドリュース大は厳重な対応策を打ち出している。職員と学生に対し、王子の成績や学園生活の様子をメディアに漏らしたら解雇や退学にすると警告したのである。

「こうしたやり方は大学の自治や自由を損なうといった批判も多かったのですが、結果的に王子を守ることになった。キャサリン妃も含め、在学中にパパラッチの餌食になる事態は避けられた」(英字紙記者)

 昨年12月、ユーチューブに筑付高の修学旅行で悠仁さまを隠し撮りした写真が投稿された。

「同級生からユーチューバーに流れたもの。それほどひどい写真はなかったので、おおごとにはなりませんでしたが、以降、学校側はこうした行為に厳しく目を光らすようになった」(皇室記者)

 その後、学内の盗撮事件は起きていないが、規模が大きくない筑付だからこそ、対応が可能だったともいえる。悠仁さまが東大に行くことになった場合、混乱は避けられない。都内随一の広さを持つキャンパスには学部学生と大学院生を合わせ約2万8000人。職員数は特定有期雇用を含め約1万2000人だ。セントアンドリュース大のように退学や解雇をちらつかせたら「反発が皇室にまで飛び火する」と東大教授は予想する。悠仁さまの大学選びはなかなか一筋縄ではいきそうにない。

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