米国の少年が911番で「宿題を手伝って」と緊急通報! 保安官の“神対応”が話題に

公開日: 更新日:

 米ウィスコンシン州のショーノ郡保安官事務所に今月15日、10歳の少年から911番緊急通報が入った。通信指令員が対応すると、少年は切羽詰まった声でこう訴えた。

「こんなことで通報してはいけないのは分かってます。でも、小数の計算問題の宿題がどうしてもできないので、手伝っていただきたいんです。家族のみんなも誰も分からないんです」

 通信指令員は断ろうと思ったが、少年の家のすぐ近くをチェイス・メイソン副保安官がパトロールしていることに気がついた。連絡したところ、「今のところ対処すべき問題はないので少年の家に行ってみる」という。

 メイソン副保安官は少年の家に行き、一緒に算数の問題を解き、その後、少年に名刺を渡して、「助けが必要な時はいつでも電話してね。でも次からは命に関わる状況でなければ緊急通報をしちゃダメだよ」とアドバイスした。

 同保安官事務所はフェイスブックにこの出来事を投稿。「全員にとって素晴らしい教育的体験となりました」とした上で、メイソン副保安官の任務を超えた地元住民への親切を称賛した。

 ちなみに同事務所所轄のショーノ郡の人口は4万2000人。グリーンベイ郊外の小さなコミュニティーの集まりだ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    参政党トンデモ言説「行き過ぎた男女共同参画」はやはり非科学的 専業主婦は「むしろ少子化を加速させる」と識者バッサリ

  2. 2

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  3. 3

    東京・荒川河川敷で天然ウナギがまさかの“爆釣”! 気になるそのお味は…?

  4. 4

    「備蓄米ブーム」が完全終了…“進次郎効果”も消滅で、店頭では大量の在庫のお寒い現状

  5. 5

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  1. 6

    コメどころに異変! 記録的猛暑&少雨で「令和の大凶作」シグナルが相次ぎ点灯

  2. 7

    8月の食品値上げは前年同月の1.5倍! インフレあおる無策日銀のせいで庶民生活は「限界突破」

  3. 8

    悠仁さまのお立場を危うくしかねない“筑波のプーチン”の存在…14年間も国立大トップに君臨

  4. 9

    「イネカメムシ」大量発生のナゼ…絶滅寸前から一転、今年も増加傾向でコメの安定生産に黄信号

  5. 10

    参政党さや候補のホストクラブ投票キャンペーンは、法律的に公選法違反になるのか

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃