名古屋市長選で大塚耕平氏落選 限界見えた国民民主党の“神通力“…有権者に響いたのは結局「減税」

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 選挙期間中は大塚氏が所属していた国民民主の玉木雄一郎代表(55)も応援に駆け付け、国政の勢いの風を市政にも吹かせようとしたものの、届かなかったようだ。

 玉木氏は市長選の結果を受けてX(旧ツイッター)を更新。《大塚耕平候補、敗れました。完敗です。残念でなりません》と投稿。大塚氏は敗因について、「(SNS上で)デマ、誹謗中傷、レッテル貼りの影響というのも一定程度あったと思う」「ある意味、選挙妨害に近い行為なので、今後どういうふうに対応していくか政治全体の課題だと思います」と振り返っていたが、なぜ、大塚氏は完敗したのか。

「何だかんだ言っても名古屋市での河村人気は高い上、広沢氏の訴えた市民税減税、市長給与削減は有権者に響いた。大塚氏は今ひとつ態度がハッキリせず、さらにいえば、国政で対峙している与党、野党が足並みをそろえて戦うという変な構図も市民には分かりにくかった。大塚陣営は、寄らば大樹のなんとやらで気が緩んでいた面もありました」(名古屋市政担当記者)

 選挙の敗因を何でもかんでもSNSに結び付けるのは早計だ。いずれにしても、国民民主の神通力は国会だけに通用するよう?

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