政治資金規正法「再改正」は企業・団体献金禁止が肝なのに…“ゆ党”国民民主が玉虫色で自民アシスト

公開日: 更新日:

 裏金事件の影響で衆院選に大敗した自民党が、政治資金規正法の再改正に意欲を示している。

 党の「政治改革本部」が7日の幹部会合で、年内の臨時国会での再改正を目指す方針を確認。10日は、小野寺政調会長がテレビ出演で「年内の再改正が必要。この問題に決着をつけたい」と発言し、石破首相日本維新の会との党首会談後、「早急に議論を詰めて、結論を得ることは日本政治全体に必要だ」と意気込んだ。

 自民が検討するとしているのは、使途公開不要な「政策活動費」の廃止、政治資金をチェックする第三者機関の設置、「調査研究広報滞在費(旧文通費)」の使途公開。だが、この3点で「政治とカネ」問題を幕引きさせようとはフザケた話だ。

 再改正の肝は「企業・団体献金の禁止」である。立憲民主党、維新、れいわ新選組共産党社民党は、これを衆院選の公約に掲げた。立憲の野田代表は、企業・団体献金の禁止を含む規正法の再改正案を野党各党と共同提出したいとしている。これに国民民主党が乗っかれば、少数与党の自民を追い込むことができる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    DeNA三浦監督まさかの退団劇の舞台裏 フロントの現場介入にウンザリ、「よく5年も我慢」の声

  2. 2

    日本ハムが新庄監督の権限剥奪 フロント主導に逆戻りで有原航平・西川遥輝の獲得にも沈黙中

  3. 3

    佳子さま31歳の誕生日直前に飛び出した“婚約報道” 結婚を巡る「葛藤」の中身

  4. 4

    国分太一「人権救済申し立て」“却下”でテレビ復帰は絶望的に…「松岡のちゃんねる」に一縷の望みも険しすぎる今後

  5. 5

    白鵬のつくづくトホホな短慮ぶり 相撲協会は本気で「宮城野部屋再興」を考えていた 

  1. 6

    藤川阪神の日本シリーズ敗戦の内幕 「こんなチームでは勝てませんよ!」会議室で怒声が響いた

  2. 7

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  3. 8

    清原和博 夜の「ご乱行」3連発(00年~05年)…キャンプ中の夜遊び、女遊び、無断外泊は恒例行事だった

  4. 9

    「嵐」紅白出演ナシ&“解散ライブに暗雲”でもビクともしない「余裕のメンバー」はこの人だ!

  5. 10

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢