3500年前の古代エジプトの「お守り」がイスラエルで発見された!

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 イスラエル・テルアビブ郊外にあるナハル・カナ遺跡付近で、少女が3500年前の古代エジプトの「お守り」を発見し、話題になっている。

 イスラエル考古学庁(IAA)によると、何げない散策で、考古学的な新発見をしたのはダフナ・フィルスタイナーさん(12)。お守りは、「スカラベ」と呼ばれる昆虫のフンコロガシの形をしたタイプで、女神セルケトを象徴するサソリや、「良い」や「選ばれた」を意味する象形文字が刻まれていた。

 ダフナさんと両親は、考古学的価値があるものかもしれないと考え、IAAに連絡し、スカラベを提出。専門家が調べたところ、古代エジプトの新王国時代に遡ることが確認された。青銅器時代におけるヤルコン地域(現在のテルアビブ周辺地域)へのエジプトの影響力を示す新たな発見だという。

 写真(IAAのユーチューブから)はスカラベを見せるダフナさん。IAAのエリ・エスコジド所長は「彼女のおかげで、貴重な考古学的遺物を多くの人々が知ることができました」とダフナさんの誠実な行動を称賛。ダフナさんに感謝状を授与し、この貴重なスカラベは近く、一般公開される予定だ。

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