3500年前の古代エジプトの「お守り」がイスラエルで発見された!

公開日: 更新日:

 イスラエル・テルアビブ郊外にあるナハル・カナ遺跡付近で、少女が3500年前の古代エジプトの「お守り」を発見し、話題になっている。

 イスラエル考古学庁(IAA)によると、何げない散策で、考古学的な新発見をしたのはダフナ・フィルスタイナーさん(12)。お守りは、「スカラベ」と呼ばれる昆虫のフンコロガシの形をしたタイプで、女神セルケトを象徴するサソリや、「良い」や「選ばれた」を意味する象形文字が刻まれていた。

 ダフナさんと両親は、考古学的価値があるものかもしれないと考え、IAAに連絡し、スカラベを提出。専門家が調べたところ、古代エジプトの新王国時代に遡ることが確認された。青銅器時代におけるヤルコン地域(現在のテルアビブ周辺地域)へのエジプトの影響力を示す新たな発見だという。

 写真(IAAのユーチューブから)はスカラベを見せるダフナさん。IAAのエリ・エスコジド所長は「彼女のおかげで、貴重な考古学的遺物を多くの人々が知ることができました」とダフナさんの誠実な行動を称賛。ダフナさんに感謝状を授与し、この貴重なスカラベは近く、一般公開される予定だ。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    名球会入り条件「200勝投手」は絶滅危機…巨人・田中将大でもプロ19年で四苦八苦

  2. 2

    永野芽郁に貼られた「悪女」のレッテル…共演者キラー超えて、今後は“共演NG”続出不可避

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    07年日本S、落合監督とオレが完全試合継続中の山井を八回で降板させた本当の理由(上)

  5. 5

    巨人キャベッジが“舐めプ”から一転…阿部監督ブチギレで襟を正した本当の理由

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    高市早苗氏が必死のイメチェン!「裏金議員隠し」と「ほんわかメーク」で打倒進次郎氏にメラメラ

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    三角関係報道で蘇った坂口健太郎の"超マメ男"ぶり 永野芽郁を虜…高畑充希の誕生日に手渡した大きな花束