「褒めるのはみんなの前で」は不正解…優秀な社員ほど自己評価が低いのか?

公開日: 更新日:

 明大講師の関修氏(心理学)はこう言う。

「SNS時代に育った若者は、ネット上でも学校生活でも“出る杭は打たれる”ことを身に染みて分かっています。それも観察力があって状況判断ができる優秀な子ほど、いじめなどのトラブルを回避するために〈抜きん出てはいけない〉とリスクヘッジしがちです。あえて自分を低く見せているタイプをその気にさせるには、まずは褒めて自己肯定感を高めるところからでしょう」

 新卒スカウトサイトのFuture Finderを運営するジェイックが、来年卒業予定の学生を対象に実施した調査「面接でほめられると嬉しいポイント」によると、〈人柄の魅力(誠実さ、協調性、リーダーシップなど)〉が約85%で断トツ。〈人生観・価値観(人生や人間関係で大切にしていることなど)〉が54%で続く。

「とはいえ、ただ褒めればいいというものでもない。昭和世代は〈褒めるのはみんなの前で、叱るのは個別で〉と言われてきたでしょうが、令和の時代は〈褒めるのは個別で〉が正解でしょうね。1人だけ目立ってはいけないという同調圧力の中で生きてきた若者にとって、大勢の前で褒められて注目を浴びることは、逆に苦痛になる可能性があります」(関修氏)

 イマドキは「褒めるのは個別で、叱るのは……やめておく」が正解か。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンは2028年ロス五輪“出場”すら危うい現実 27年プレミア12が目先の焦点に

  2. 2

    サヘル・ローズさん「憲法9条がある日本は世界に平和を訴える独自の役割がある」

  3. 3

    横浜銀蝿Johnnyさん「キャロル『ファンキー・モンキー・ベイビー』のイントロと革ジャンを着て歌う姿にシビれた!」

  4. 4

    松重豊「孤独のグルメ」続投の裏にある《諸事情》とは…63歳ゴローさんがやめられない理由

  5. 5

    高市外交を「日本の恥」だと批判続出! 夕食会で踊り狂う写真をホワイトハウスが“さらし上げ”

  1. 6

    WBC惨敗は必然だった!井端監督の傲慢姿勢が招いたブルペン崩壊【総集編】

  2. 7

    “性的暴行”ジャンポケ斉藤慎二被告の「悪質性」法廷で明らかに…邪悪が跋扈する歪んだテレビ業界の権力構造

  3. 8

    相次ぐ海外勢欠場の幸運…日本勢は異例の“棚ボタ”メダルラッシュへ【25日開幕フィギュア世界選手権】

  4. 9

    『スマスロ ミリオンゴッド』が4月に登場 史上最高の射幸性を誇った初代『ミリオンゴッド』の伝説

  5. 10

    元ジャンポケ斉藤が裁判で無罪主張の裏で…妻・瀬戸サオリの“息子顔出し”と"名字"隠し投稿の意味深