大阪・難波「豚足のかどや」では若い男女やパワフルなおっさんがトロリとした豚足にかぶり付いている

公開日: 更新日:

焼き方か、タレか、ネタそのものが違うのか

 さて、焼き物をもらおう。ツラミとハラミとミノ(1人前3本で各600円)と焼酎ロック(350円)。ツラミはカシラのこと。ミノ以外は関東のもつ焼き屋で普通に食べられるが、この店のはとにかくうまい。アタシが言うのだから間違いない。焼き方なのか、タレなのか、あるいはネタそのものが違うのか。

 目の前の洗い場の年配のオヤジさんが、10人ほどいる若いスタッフに指示を出している。思わず「大将、おいしいね~。35年ぶりに来ましたよ」「ほんなら、(店が)アッチにあったころですな。よう見つかりましたな。そら、わざわざおおきに!」「もう来られないと思ってましたよ」。35年前、アタシに豚足を出してくれた大将かもしれないが、どうやら昔話をしている暇はなさそう。

 外には待ち客が列をなしている。名残惜しいが、引き揚げるとしよう。昔と変わらぬ店の雰囲気と味に感動したけれど、ひとつだけ気がかりなことが。吸い殻で火事だけは気い付けてや。 (藤井優)

○豚足のかどや 大阪市浪速区難波中1-4-15

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 暮らしのアクセスランキング

  1. 1

    Netflixで話題「古畑任三郎」 伝説の神回《動機の鑑定》に描かれる古美術界のリアリティーに迫る

  2. 2

    高市首相が今上陛下を「こんじょうへいか」と呼んだのは「不敬」なのか?

  3. 3

    ストレス過多なコールセンター業務 それでも「孤独よりマシ」というシニアの「底なしの孤立」

  4. 4

    今も続く「皇室典範」は出来の悪い法律…男の側に不妊の原因を求める発想がなかった時代の産物だ

  5. 5

    下高井戸「月見湯温泉」は新宿からすぐの人情味あふれる銭湯

  1. 6

    「派遣でコールセンター」とは正直に言えない…借金返済のため同業を掛け持ちするシニア男性の悲哀

  2. 7

    今や65歳以上の4人に1人が働く社会に…再雇用は当たり前、社員と同一労働、同一賃金への見直しも進む

  3. 8

    税収が前年度比「9兆円増」の異様とカラクリ…恩恵なく生活が苦しい庶民から飛び交う怨嗟の声

  4. 9

    「コンサル」名乗るシニアは「ほぼ無職」 それでも「自分は現役ホワイトカラー」の仮面を外せないオジさんたちの終わりなき戦い

  5. 10

    オランダ訪問の晩餐会での天皇のスピーチと雅子皇后…"旧宮家"に求められる「皇室外交」と担い手の難しさ

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    Netflixで話題「古畑任三郎」 伝説の神回《動機の鑑定》に描かれる古美術界のリアリティーに迫る

  2. 2

    メジャー屈指の不人気球団が佐々木麟太郎を指名…“銭ゲバ”マーリンズの黒歴史

  3. 3

    関根勤「枕営業」証言の衝撃…マリエ『すべてはつながっています』発言の真意

  4. 4

    活動終了「嵐」メンバー「消える人」と「生き残る人」…“一番先行きが厳しい”のは?

  5. 5

    高市早苗が「2025年のバカ」第1位!不名誉トップ10に麻生太郎、“ウンコにタカる銀蠅議員”らがランクイン

  1. 6

    ビートルズよりもストーンズよりもすごいバンド、ラトルズ!

  2. 7

    高市首相2カ月ぶり党首討論「嘘と居直り」のデタラメ60分…国民民主に猫なで声、公明には高圧

  3. 8

    高市早苗氏が地元奈良でブチかました“敵前逃亡”…挙げ句に吐いた苦しすぎる“言い訳”

  4. 9

    ドジャース大谷翔平“満身創痍”の深刻度…本人が「ムリ」と判断し前半戦最終登板と球宴を回避

  5. 10

    シングル盤を寄せ集めたB面がマジカルで実に楽しい