大阪・難波「豚足のかどや」では若い男女やパワフルなおっさんがトロリとした豚足にかぶり付いている

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焼き方か、タレか、ネタそのものが違うのか

 さて、焼き物をもらおう。ツラミとハラミとミノ(1人前3本で各600円)と焼酎ロック(350円)。ツラミはカシラのこと。ミノ以外は関東のもつ焼き屋で普通に食べられるが、この店のはとにかくうまい。アタシが言うのだから間違いない。焼き方なのか、タレなのか、あるいはネタそのものが違うのか。

 目の前の洗い場の年配のオヤジさんが、10人ほどいる若いスタッフに指示を出している。思わず「大将、おいしいね~。35年ぶりに来ましたよ」「ほんなら、(店が)アッチにあったころですな。よう見つかりましたな。そら、わざわざおおきに!」「もう来られないと思ってましたよ」。35年前、アタシに豚足を出してくれた大将かもしれないが、どうやら昔話をしている暇はなさそう。

 外には待ち客が列をなしている。名残惜しいが、引き揚げるとしよう。昔と変わらぬ店の雰囲気と味に感動したけれど、ひとつだけ気がかりなことが。吸い殻で火事だけは気い付けてや。 (藤井優)

○豚足のかどや 大阪市浪速区難波中1-4-15

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