(23)一番お得なのは? 10月から制度改正…9月中の「ふるさと納税」でハッピー
でも、愛も大事ですがお金も大事。いくらの返礼品を選べばいいのでしょうか。
返礼品の寄付金が高いと思っている方、それは、寄付額の3割ルールのためで、7000円寄付しても3割の2100円分の価値の商品(返礼品)しかもらえません。
ふるさと納税は、返礼品から2000円を引いた金額から所得税や住民税が控除されるという制度。2000円は実費として引かれます。つまり、7000円以下の寄付だと、ほとんどメリットはありません。1万円以上、できればもっと多いほうが、控除される金額が増えて、お得です。
ですが、年収と世帯によって寄付できる金額の上限額があり、それ以上寄付したら損します。年収の少ない独身者などは損するかもしれません。たとえば、年収300万円で共働き夫婦+子ども2人(高校生、大学生)の場合で、寄付できる金額の上限=限度額は7000円です。
また、生命保険料などの控除額が多いと、ふるさと納税で控除額を増やす意味がなく、損することもあります。