おばば軍団から聞いた不思議な話。植物のパワーって本当にある? 花屋おすすめの“魔除けになる”飾り方

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コクハク

気は持ちよう。植物の力で魔除けはできる?

【笑う花には福来たる】

 ワタクシはいわゆる「スピなお話」が「都市伝説」関連と合わせて大好物でございます。

 仕事柄、葬祭や宗教関係の方々との関わりが多く、そんな場所にも出入りすることもしばしば。

 そのため、不思議なお話は毎日のように自然と耳にいたします。中には「ほんまかいな?」と突っ込みたくなるお話もありますが、本来の仕事の醍醐味+リアルなスピ話を伺えて、「お花屋サイコー!」と日々感じております。

 そして、不思議な話を耳にするたびにワタクシは「魔除けとはなんぞや」と思うのです。

 そもそも魔除け & 幸せオーラを発つ「植物」に毎日囲まれているワタクシは、「花屋に魔除けはいらん」と個人的に感じております。

 ですが、ついてない時は何かに頼りたくなるのも人間。

 今回はそんなお話がテーマ「気は持ちよう。植物の力で魔除けはできるのか?」の解説でございます。

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オモシロおばちゃんの不思議な話

 猫店長「さぶ」率いる我がお花屋には、繁忙期になるとありがたいことにお手伝いに来てくださる数名のお客様がいらっしゃいます。

 年齢でいえば65歳から85歳まで。何事においても皆様「超」がつくほどのパワフルなその方々を「スーパーおばば軍団」と敬意をもってお呼びしております。

 そんな中の一人、Kさんは、仕事中でも彼愉快な話を披露してくれるムードメーカー的存在。中でも彼女が階段から落ちて大怪我をした話は、ちょっと聞き流せないスピリチュアルなものでございました。

階段から落ちたのは「魔女」の人形のせい?

 なんでも彼女が階段から落ちた原因は「黒いマントを羽織った者に押された」とのこと。

 未亡人Kさんは一人暮らし。広いお宅に同居しているのは、友人から「魔除けに」と海外土産にもらった黒いマントを羽織った一体の「魔女」の人形。

 Kさんのお宅では訪れた人が「この家には誰かいるんじゃない?」と首をひねるような不思議な現象もよく起きていたそうです。

 もっとも住人のKさんはそれまで何も気がつかなかったのですが…。

 Kさんが階段から落ちて大怪我をしたため、いよいよ友人たちが「魔女がどうもおかしくないか?」と指摘。ついに魔女の人形をお寺でお焚き上げしてもらったそうな。

霊能力者でもないワタクシでも

 花や緑は古来より迷いの力を持つ存在として大切にされてきました。ちょっと「最近ついてないな」と感じる事はあったならば、身近な植物の力を借りて邪気を払い、運を整えてみるのがいかがでしょうか。

 例えば赤飯や還暦のお祝いのチャンチャンコでも使われる「赤」は魔除けや厄払いの効果が期待できると有名ですよね。またダリアやケイトウ、ガーベラなどの赤い色は生命力の色であり、炎のように邪気を燃やし尽くしてくれるかもしれません。

 白と組み合わせれば強い魔除けの力と同時に心を清め、浄化の力もプラスされるでしょう。赤と白の組み合わせはとてもオススメでございます。

 またトゲのある葉っぱ、例えば松やヒイラギなどは、邪気を寄せ付けず、家全体を守るとされているため、玄関先によく飾られていますな。お正月の「門松」や、節分の「柊鰯」がいい例です。

 植物の力を借りて魔除けをする。

 植物を飾るのに最もふさわしいのはやっぱり玄関でございます。

 家に入る最初の場所に魔除けの植物を置くことで、外からの悪い気シャットアウト! 赤い色や香りの高いハーブ系を置くことで空気がすーっと軽くなるのが感じられます。

寝室には白い花を

 寝室に置くのならば、白い花のたとえばダリアやスプレーマムなど。魔除けだけではなく、白い花色で心身を眠る間に浄化できるでしょう。

 同じように窓際やベランダも、玄関同様、外から入ってくる悪い気をはね返してくれるので、ガーデニングなどの鉢植えや窓辺のささやかな花で結界を作るのもいいかもしれません。

 魔除けの植物は「置くだけで完璧」ではございません。大切なのは、種類や色、置く場所を少し工夫すること。

 赤や白で結界と浄化を、ハーブと花で魔除けと癒しを。枝物を加えて家全体を守る。そんな組み合わせで植物の魔除けの力がぐんと高まります。

 前述のKさんにお花屋のワタクシからアドバイス。「玄関にお榊をオシャレな花瓶に飾ってみたらいかが?」お榊は効果バツグン! できることはなんでもやって、あとは何事もポジティブに。悪い気を跳ね返してくださいませ!!

 植物の力が落ち込んだアナタの気持ちを底上げしてくれますことを…遠いお空の向こうからお祈りしておりますよ〜。

(斑目茂美/開運花師)

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