200キロ超のカジキマグロより…小沢一郎さんにとって釣りの醍醐味は「ひとり」の時間

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釣ったら丼にして食う

 政治とのかかわりで言えば、2000年に三宅島が噴火した6年後、民主党の代表だった頃に現地視察と陳情を受けるため、当時の民主党の面々と行ったよ。代表代行の菅くん、幹事長の鳩山くんとかと連れ立って釣りをして、誰だったかキハダマグロを釣ったな。4、5キロはありそうな、どでかいタイも釣れた。もう毎日のように丼にして食った。政治家と一緒に釣りをしたのは、それぐらいだな。やっぱりひとりで行かないと気が休まらないからね。

 元ロシア大統領のエリツィンと釣りに行ったことがあるか? 違う、違う。僕が会ったのはゴルバチョフだよ。釣りではなくて、北方領土の返還交渉でね。あともう少しで返還が実現するところで、ゴルバチョフがレームダックになってしまった。何兆円だったかは覚えていないけど、当時の大蔵省も納得した上で北方領土を買い取るつもりだった。それでモスクワまで会いに行ったら、「返せない」と。約束と違うと怒ったんだけど、ソ連崩壊間近で弱体化していてね。どうにもならなかった。ただ、その頃は国内外も政治がダイナミックだったよな。

 少し涼しくなったら、また釣りに行きたいね。(構成=高月太樹/日刊ゲンダイ

小沢一郎(おざわ・いちろう) 1942年、岩手県出身。慶大卒。日大院中退。69年衆院初当選。自治大臣、自民党幹事長、新進党党首、自由党党首、民主党代表などを歴任。現在19期目。

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