母体は魚屋。刺し身と並ぶ看板煮魚に店の歴史が【鮮魚屋(東京・吉祥寺)】
煮魚のうまさの秘密は何年もつぎ足している煮汁にある
写真の刺し盛りは取材時に入荷した魚の中から渡辺さんが厳選したイワシ、カツオ、ヒラメのえんがわ、ホッキ貝の4種(1人前1600円)。内容はもちろん日替わりだ。
刺し盛りと並んで特に評判なのが煮魚で、その秘密は何年もつぎ足している煮汁にある。さまざまな魚のうまみが染み込んでいるという。写真のキンキ煮付けは味がしっかり染み、口に入れるとトロケるほどの柔らかさ。都心なら5000円程度する高級魚が2800円というのは、魚屋で築いた仕入れルートがあればこそだろう。
写真のもう一品はヒラメと舞茸の天ぷら(1300円)で、上品な白身にほどよく火が入り、うまみが凝縮し、舞茸も香りよく揚がっている。
和を感じさせる落ち着いた雰囲気で、1階はカウンター席、2、3階にはテーブル席の全60席。1人でもグループ、家族連れでもTPOに応じて使い分けたい店だ。
(住)東京都武蔵野市御殿山1-4-18
(宮)午後5~10時
定休・火曜
(℡)0422-71-2003


















