クマ禍が忘年会シーズンを直撃…秋田は県知事が飲食店応援を呼びかけ
■「コロナの時にような休業補償はあるか」の問い合わせも
忘・新年会シーズンは飲食店にとって一年で一番の書き入れ時だけに、切実な問題だ。県は先月17日から売り上げが減った事業者を対象に専用窓口を設け、相談に乗っている。
「ほとんどが飲食業の方です。『来客が少なくて収入が落ちているので、コロナの時にような休業補償はありますか』という問い合わせや、『融資制度を紹介して下さい』という相談があります。国が外出自粛をお願いしたコロナと違って休業補償はないので、売り上げが落ち込んだ時に利用できる県の融資制度や、『クマ対策ローン』を設けた県内の金融機関を紹介しています」(県産業政策課担当者)
物価高に加え、外出控えが続けば、地域経済は一層冷え込む。
「知事の発信の効果がどうかと言われると、実感はありませんが、徐々にという感じですかね。何もこんな時にわざわざ飲みに行かなくてもという感覚もありますが、もともとこの界隈で飲む人は会社でというより、仲間内で集まるケースが多い。会社から強く制限されていない限り、飲みに出ると思います。一刻も早く冬眠して欲しいというのが、地元住民の願いですが、クマは寝たらまた起きるので、来春の対策を早急に講じて欲しいですね」(前出の川反外町振興会の担当者)
「歓送迎会シーズン」はすぐにやって来る。
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