開き直った男は、だからモテる! 動物行動学者・竹内久美子氏が解き明かす驚きのメカニズム
「人間は、自分たちが思っている以上に“動物”なんです。たとえば、容姿や声質、匂い--女性が男性に引かれるポイントにしても、実は『より強い子孫を残せる相手かどうか』のセンサーが無意識下で作動しています。職場の管理職がモテやすいのも同じ理屈。『この人に寄り添えば食べるものに困らなさそう』『繁殖後も助けてくれそう』といった直感が働くわけです。つまり、オスとしての強さを感じさせるものがモテにつながる。これはどの動物にも共通して言えます」
──「振る舞い」は後天的に備えられる武器になるということですね。
「その通り。これを利用しない手はありません。そして、オスの強さを内側から支えるのがテストステロンというホルモン。行動の積極性や自信、決断力など、いわゆる“男性らしさ”とされる特徴の多くに関係しています。今回は、このテーマにまさにぴったりの研究論文(※)を見つけてきました」
──どんなことが書かれているのですか。
「簡単に説明すると、『強そうな姿勢』(例・テーブルに足を投げ出して椅子に座る)と、『弱そうな姿勢』(例・体を縮こませる姿勢)をそれぞれ1分間取ってもらい、その後のホルモン値を測定したものです。すると前者ではテストステロン値が上昇し、同時にストレス反応に関わるコルチゾールが減少。後者はその逆の数値を見せました。わずかな姿勢の違いでホルモンが変化する。これだけで男性らしさが底上げされるというのは非常に興味深いですね」

















