「ニューウイング」のカリスマ支配人吉田健さん厳選、泊まれる極上サウナ7選(後編)
キュア国分町(宮城・仙台)
東京・錦糸町のスパ&カプセル「ニューウイング」の支配人・吉田健さんは全国のサウナーから絶大な人気を誇る。気になる施設を見つけると、時間をやりくりして全国を訪ねていく。そんなカリスマ支配人にGWに出かけたい泊まれるサウナを教えてもらい、それぞれの担当者に話を聞いた。後編をお届けする。
■ブロワーから熱波10分。灼熱とのガマン比べ
仙台市のど真ん中にある男性専用サウナ&カプセルで、宿泊料金は1泊5500円~と出張や旅行に使い勝手がいい。新感覚カプセルは、ユニット式とはひと味違う木の香りがして、広々とした2段ベッド型。周りを気にせずゆっくりできると好評だ。
大浴場にはジャグジーを備え、露天風呂は市内一の広さを誇る。下地ができたら、自慢のサウナ2種を楽しもう。
「高温サウナ」は、遠赤外線ガスストーブとサウナストーンが盛られた電気ストーブのダブル熱源で定員25人。95~100度に調節された室内は、午前7時から午後11時まで30分ごとにオートロウリュが行われると、ストーブ上のブロワーから10分近くも熱波が拡散される。4段ベンチの上段に陣取った人は灼熱とのガマン比べだ。専属熱波師による熱波&アウフグースイベントもある。開催日時などはHPで確認を。
激アツが苦手なら「中低温サウナ」へ。遠赤外線ガスストーブによる汗蒸幕を使用した室内は、木製3段ベンチに定員10人。85度ほどの輻射熱がマイルドで、落ち着いて楽しめる。
チラーで16度の水風呂は大人6人が余裕で漬かれる広さで水深90センチ。まったりと火照りを癒やしたら、露天のチェアで仙台の街を見下ろしながらの外気浴が気持ちいい。
「繁華街にあるので、夜は焼き鳥の匂いに鼻をくすぐられるかもしれません。繁華街ならではの外気浴も一興です」とは支配人の田村勝明さん。サウナから水風呂、外気浴に至る導線がよく、満足すること間違いナシだ。
(住)宮城県仙台市青葉区国分町2-8-33
(営)24時間営業(浴場も24時間使用可)
定休日・年中無休
(℡)022-713-8526
The Sauna(長野・野尻湖)
妙高戸隠連山国立公園内の標高680メートルに2018年にオープンすると、ログハウスのサウナ小屋を少しずつ増やして、今は全5棟だ。
そのうち「ユクシ」と「カクシ」は1枠2時間制パブリックの小屋(1人平日3500円、土日祝+1000円)で定員6人(1組4人まで)。設定は80~90度。特にカクシは珍しい2階建てでユクシより広く、屋根裏で仲間と語りあうようなワクワク感があり、採光窓から森が見えて開放的な気分も味わえる。
■薪の音や山を満喫。水風呂代わりに野尻湖ダイブ
樽水風呂は黒姫山の伏流水を引き込み、季節によって水温が変わり、GWは10度前後。真夏は16度、真冬は3度になる。 一方、双子の「コルメ」と「ネリャ」(各1組平日3万3000円、土日祝+3000円)、そして「ヴィーシ」(1組3万5000円、同)は、定員6人の3時間完全貸し切り制だ。ネリャは大きな一枚板の古材を使用したコの字の座面でゴロゴロできるのが楽しい。双子の水風呂は水温10~12度の飲める地下水だ。
ヴィーシはさらにフィンランド式に近づけ、よりロウリュを楽しめる設計だ。泉をイメージした水風呂は深いタイプと浅いタイプを用意。外気浴スペースにはサウンドシェルターを設け、より自然の音を感じられる。
5棟とも薄暗い室内で薪のはじける音を聞きながら、セルフロウリュを楽しみ、季節によって異なるサ活を堪能するのが醍醐味。5月中旬~8月末は水風呂代わりに野尻湖ダイブもできる。
「遊んで、ととのって、食べて、寝るが、当施設のコンセプト。大自然の中で思いっきり羽を伸ばし、人生を少しでも明るくしていただければうれしいです」(副支配人・サラマンダー小野さん)
野尻湖に面するエリアには宿泊施設を設け、和室や洋室のほか、サウナ付きの部屋もある。1人1泊8500~3万円。
(住)長野県上水内郡信濃町野尻379-2
(営)午前8時30分~午後10時
定休日・不定休
(℡)026-258-2978
神崎サンガサウナ(岐阜・山県)
HENKIとは、魂や精霊を意味するフィンランド語だ。サウナの本場ではサウナの魂、妖精といった意味にもなる。そのヘンキが宿る大自然でサウナを満喫できる施設を昨年開いたのは、全国的に人気の老舗温浴施設「大垣サウナ」で支配人としてサウナ道を追求したトオルさんだ。基本は入場料1人2000円のパブリック施設だが、提携するキャンプ場「グリーンプラザみやま」で宿泊すれば、より神崎の自然を楽しめるだろう。
そのパブリックサウナは内装がヒノキ造りのコンテナサウナだ。室温80~100度で定員15人。窓から神崎ブルーと呼ばれる神崎川の透き通った流れに癒やされ、ハルビアクラブプロサウナヒーターによるロウリュを楽しむ。
一方、1人プラス2000円で要予約の小屋サウナは、広葉樹を贅沢に使用して洞窟にいるような造り。外界の感覚が遮断された異空間を、エストニアHUUM製の薪ストーブが80度に暖める。ほかでは味わえない極上のサ活を体験できる。
ヘンキを感じたら神崎川ダイブ&トオル水風呂を
「コンテナサウナは熱の対流をベースにしたヘルシンキ型、小屋サウナは薪焚きの輻射熱によるラップランド型で贅沢な汗を流せます」(トオルさん)
17~19度の井戸水による水風呂もあるが、ここに来たらやっぱり神崎川ダイブだろう。神崎川の沢に作られた通称“トオル水風呂”は超軟水でトロけること必至で、2種の神崎ブルーを味わうのが醍醐味だ。
「神崎川は中硬水ですから、肌触りを比べるのも面白いですよ」(同)
車で5分ほどのみやまを利用する場合、500円オフまたは1000円オフの割引サービスがある。料金はオートサイトが2500円~で予約など詳細はHPで。
「神崎サンガサウナ」
(住)岐阜県山県市片原字大フブセ611-1
(営)午前10時~午後10時定休日・火曜日
(℡)0581-78-6779
「グリーンプラザみやま」
(住)岐阜県山県市片原180-6
(営)24時間、管理棟は午前8時半~午後5時
定休日・年中無休
(℡)0581-55-2615(午前9時30分~午後4時)
MINATO SAUNA(長崎・大波止)
元旅館をリノベーションして25年ほど前にオープンした男性専用施設。長崎市の中心部にありながら、カプセルの宿泊料金は1泊4400円~と安い(チェックインは午後3時、チェックアウトは午前10時)。GWでも6000円だ。
■95度。ドライ型も豊富なロウリュで快適&激アツ
さて、ドライサウナは総ヒノキ造りで、設定は95度。オートロウリュが短い間隔で行われるほか、午前6時から深夜0時までは30分ごとにスタッフのアロマロウリュも加わって、ドライとはいえ通常より湿度がある。乾燥による息苦しさがなく、肌のピリピリ感も少なくて快適だ。
そうはいってもロウリュ後の3段ベンチ上段は灼熱になる。激アツ好きも満足できる。
ほてりを冷ます水風呂は大人4人がゆったりできる広さで18度。それとは別に氷点下極冷サウナ(午前6時~深夜0時)を設けているのが、ここの魅力だ。
「冷却ファンで平均室温をマイナス15度にキープした部屋です。水風呂が苦手な方からも、『ほかでは味わえないクールダウンができる』と高評価をいただいています」と宮崎雄一支配人。
大浴場のボディーシャワーは、ボタンを押すと上下左右から強力な水が大量に噴き出してくる。サウナ後にもお勧めだという。定員6人のととのい部屋は、天井の排煙窓から外気を感じられる造りになっている。何ともいえない心地よさでトロトロになる。
サウナ、水風呂、極冷サウナの組み合わせは、日頃のストレス発散にうってつけだ。
(住)長崎県長崎市樺島町7-9
(営)24時間(浴場・午前2~4時は清掃のため使用不可、サウナ・午前1~6時はメンテナンスのため使用不可)
定休日・年中無休
(℡)095-825-7503
※価格やメニューなどは取材時のもので、変わる可能性もあります。訪問される際はご注意ください。
▽吉田健(よしだ・けん) 長崎県出身。ニューウイング支配人。日本初のサウナ施設といわれる東京温泉でのバイトをキッカケにこの業界へ。その後、病院の清掃などを経て縁あって旧ウイングに入社。「心地よい導線と秩序を大切にする」改善で業績を立て直し、全国的な人気施設の地位を確立。数多くのイベントを仕掛ける中、食事スペースにラジオブースを設け、サウナ室に音声を流している。他施設の支配人や業界のキーマンが登場することも。
















