またも9、10号ダブルで発生…台風ラッシュ&大型化招く深刻エルニーニョ現象をお天気キャスター森田正光さんが解説
■7~9月にかけてスーパー化か
そもそも、今年に入ってから台風の発生数自体が多い。気象庁によると、平年値(1991~2020年)では1~6月合計の台風発生数は4.2個だ。それに対し、今年は同時期に8個発生しており、ほぼ倍のペースだ。何が原因なのか。
「まず、普段とは様子が異なるエルニーニョ現象が発生しています。ふつうは東部太平洋の海水温が高くなる一方で西側のフィリピン近海は相対的に海水温が低くなりますが、今年は西側の方も海水温が高い。台風のエネルギー源である水蒸気が供給されやすくなっています。また、気圧配置的にも、上空に吹く風が弱まっており、台風の渦が維持されやすい大気の状態になっています」(森田正光氏)
さらに、世界気象機関(WMO)によると、今年のエルニーニョ現象は7~9月にかけて、急速に発達する見通しだ。より強力な“スーパーエルニーニョ”到来への警戒感が高まっている。
「海水温が高いと、台風が発生した後もエネルギーとなる水分がどんどん供給されます。これからの季節は、大型で強い台風の発生に警戒が必要です」(森田正光氏)
今年も異常気象が猛威を振るうのか……。
◇ ◇ ◇
台風については、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などでも詳しく報じている。
















