妻子を捨て愛人と家を出た父「中学受験だけはさせてやってくれ」…小6娘を待っていた残酷な現実
現実は残酷です。中学受験にはお金がかかります。塾代だけで年間100万円を超えることも珍しくありません。直前期ともなれば、講習や模試の費用でさらに膨らみます。
父親が消えた家庭に、その余裕はありませんでした。また、父親がいなくなった事実をお子さんは受け止めきれず、とても中学受験どころではありませんでした。その日から、その子は塾に来なくなりました。もちろんその間も何度か連絡をしました。母親も「もしかしたら帰ってくるかも……」と希望を捨てずに待っていました。
しかし、結局、父親は帰ってこず、中学受験をやめることになりました。
塾もやめることになり、最後は本人と話すこともできませんでした。同じ学校のお子さんからとてもショックを受けていて、とても塾には行けないと言っていたとも聞き、本当にかわいそうだなと思ったのを覚えています。
「中学受験はさせてくれ」という父親の言葉は、結局、何ひとつ叶いませんでした。それどころか、父親の身勝手な出奔こそが、ゴール目前の子どもから受験の機会そのものを奪ったのです。結果だけを見れば、あの言葉はあまりにも身勝手なものに聞こえました。


















