映画「ちいかわ」興収110億円ヒットでSNS大盛り上がり 愛知県の“聖地”2カ所を巡礼してみた
「カツカレー」の注文はまさかの3倍増
見過ごせないのは、島内の食堂だ。映画では、島二郎が自ら運営する食堂でカツカレーを振る舞う場面が出てくる。この食堂のモデルとなったのが、佐久島東港付近の「すゞ屋」だとみられているのだ。映画のカツカレーの器と、すゞ屋の器の形がうり二つといった理由から、そうした見方が浮上。同店の名物は「大アサリ丼」なのだが、映画の影響でカツカレーに注目が集中。店主の鈴木章伸さん(61)は「映画公開後、カツカレーの注文が約3倍に増えた」と言った。
劇中でカツカレーは「激辛」と表現されているが、すゞ屋のそれはマイルドだ。
大アサリ丼は、卵で閉じられた大ぶりのアサリフライ3個が白米の上に鎮座。ホロホロのアサリの身は、噛み締めるほどに貝のツーンとした感じが……。名産のタコブツとともに冷えたビールで流し込むと、うだるような暑さも相まって、極上である。
「映画公開後、SNSで話題になり、娘や姪から『店が大変なことになりそうだよ』と連絡を受けました。注目されているのは確かですが、佐久島が映画の舞台なのかどうか、分からない部分が多いですね」(鈴木さん)
記者を含め、多くのちいかわファンが想像を巡らせているが、この2カ所が舞台となったかどうかは不明。ただ「ここが“聖地”だ」と思うのも自由──、ではないか。
(取材・文=小幡元太/日刊ゲンダイ)


















