地中海マルタ島の猫連続殺害の容疑者は慶大卒の日本人…住民は激怒、動物虐待の最高刑求める署名運動
野良猫が多い「猫の楽園」として知られる地中海のマルタ島で今年5月下旬から6月中旬にかけて複数の猫が虐殺される事件が発生し、現地に住む日本人が逮捕され、国内外に激震が走っている。
8月1日、動物虐待などの容疑で逮捕されたのは、同島スリーマ地区在住でオンラインカジノ企業勤務のオカムラ・サトシ(31)。現地の報道などによると、慶応大学卒業でラグビー部に所属していたというが、オカムラは猫を餌でおびき寄せ、地面に叩きつけたり、尾や舌を切断したりするなどの極めて残虐な行為を繰り返し、少なくとも5匹以上の猫を殺害。
写真は殺害された猫で地元の動物愛護団体「マルタ動物里親グループ」の公式サイトに掲載された。
監視カメラ映像などから捜査線上にオカムラが浮上し、1日午前3時ごろパトロール中の警察官に逮捕された。マルタ住民らの怒りは激しく、ネット上ではオカムラに動物虐待の最高刑(懲役3年)を求める署名運動が行われている。
2日に行われた罪状認否でオカムラはすべての起訴内容を認めたが、裁判所の周りでは「恥を知れ!」「究極の刑を」などと書かれたプラカードを持つ人々が怒りの声を上げた。次回公判は来月15日の予定だ。