ゴーン逮捕に市場騒然…日産株はどこまで下がるのか?
「ただし有価証券報告書の虚偽記載は05年に上場廃止となったカネボウと同じです。市場が最悪のケースを想定し始めたら、株価は675円では止まりません」(市場関係者)
19日の欧州市場では、日産の筆頭株主であるルノー株が一時15%下落、日産傘下の三菱自動車は20日、前日比50円安(マイナス6.85%)で引けた。
「ただでさえ、市場の歯車が狂っています。米アップル社のiPhone(アイフォーン)の販売低迷観測でNYダウは大幅下落し、日本でも関連株が低迷しています。そこにゴーン逮捕が重なり、投資家心理はかなり冷え込みました。ルノーの筆頭株主であるフランス政府の出方によっては、日仏の対決ムードが高まります。そうなったら、市場はさらに落ち込みます。日経平均の2万円割れもあり得るでしょう」(株式アナリストの黒岩泰氏)
波紋は広がるばかりだ。