長谷川高
著者のコラム一覧
長谷川高不動産アナリスト

長谷川不動産経済社代表。著書「家を買いたくなったら~令和版」「家を借りたくなったら」(WAVE出版)は初版から累計10万部を突破。新刊「不動産2.0」(イースト・プレス)で人口減少、供給過剰で大転換期を迎えるマーケットを制するための不動産の必須知識を伝えている。

2022年の不動産はどうなる?「日本の最高峰・銀座も今年が正念場」

公開日: 更新日:

 東京・中央区銀座7丁目の喫茶店「銀座ウエスト」にて、この原稿を書いています。かつて勤め人だった頃、この店の隣にある旧リクルートG7ビルで働いていました。当時からこの辺りのカフェでは夕暮れ時、夜の女性たちが客を待つ光景に出くわします。

 今日も、右斜め前の席には、1960年代の「星由里子」風の洋服を着た若い女性が座っています。あえて60年代風に自分を仕立てたのでしょう。髪形も含め顧客の青春時代に合わせているのだと思います。ほどなく80歳代と思われる紳士が到着しました。

 ところで、今や時価総額11兆円を超える企業となったリクルートは、1990年代初頭の不動産バブル崩壊時には、グループ全体で2兆円を超える負債に苦しみ倒産寸前でした。不良資産処理のための部隊が編成され、私もそこに所属しておりました。

 当時、この店の前の外堀通り沿いの地価は1坪約1億5000万円程度であったように記憶している。今はおそらく、5000万~6000万円程度でしょう。現在、地価は、そこに建てたビルなり、マンションから得られる賃料からの逆算で評価することが主流となりました。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1
    侍ジャパン独身組の“嫁取りラウンド”勃発へ! 板野友美&衛藤美彩がキーパーソン

    侍ジャパン独身組の“嫁取りラウンド”勃発へ! 板野友美&衛藤美彩がキーパーソン

  2. 2
    NHK大河「どうする家康」がダメな元凶…松本潤のダメダメ演技と合戦シーンの手抜きにアリ

    NHK大河「どうする家康」がダメな元凶…松本潤のダメダメ演技と合戦シーンの手抜きにアリ

  3. 3
    ガーシー容疑者は捜査の「奥の手」使われ白旗か…母親住む実家ガサ入れで号泣配信

    ガーシー容疑者は捜査の「奥の手」使われ白旗か…母親住む実家ガサ入れで号泣配信

  4. 4
    源田が小指骨折でも離脱しなかった裏側…西武に漂ったピリピリムードと侍Jへの配慮

    源田が小指骨折でも離脱しなかった裏側…西武に漂ったピリピリムードと侍Jへの配慮

  5. 5
    女優・遠野なぎこ「わずか14日」で離婚しバツ3に…「籍を入れる」にこだわる女性の心理

    女優・遠野なぎこ「わずか14日」で離婚しバツ3に…「籍を入れる」にこだわる女性の心理

  1. 6
    山口達也「性加害」に触れず再始動で批判殺到 ハワイデビューの長男Shotaro“支援”が目的か?

    山口達也「性加害」に触れず再始動で批判殺到 ハワイデビューの長男Shotaro“支援”が目的か?

  2. 7
    米国でもWBC大盛況、主催側ボロ儲けも…MLBが支払わされるスター選手故障続出のツケ

    米国でもWBC大盛況、主催側ボロ儲けも…MLBが支払わされるスター選手故障続出のツケ

  3. 8
    中村倫也が“ドンピシャ”水ト麻美アナに強力プッシュ! 庶民派カップルの電撃婚に祝福の声

    中村倫也が“ドンピシャ”水ト麻美アナに強力プッシュ! 庶民派カップルの電撃婚に祝福の声

  4. 9
    「冤罪」の声も出ている…立命館女子大生タリウム殺人事件の謎

    「冤罪」の声も出ている…立命館女子大生タリウム殺人事件の謎

  5. 10
    佐藤江梨子、MEGUMI、小池栄子は消えず健在…元イエローキャブ40代女優3人の現在地

    佐藤江梨子、MEGUMI、小池栄子は消えず健在…元イエローキャブ40代女優3人の現在地