鮒忠 安孫子節人社長(1)小学生の時「鮒忠の焼き鳥はうまい」と刷り込まれた

公開日: 更新日:

■全国出場の夢を断たれ進学の道へ

 安孫子は1981年、サッカーの名門・市立習志野高校に入学した。小中学校は攻めのセンターフォワードだったが、高校からは攻守の要であるボランチを務めた。高校3年の時はキャプテンを務めた。Jリーグがスタートするはるか前の時代である。正月の全国大会出場が夢だった。1984年、千葉県予選の準決勝で八千代松陰に敗退。全国出場の夢を断たれた。

 この時点で安孫子は燃え尽きた。順天堂大学や住友金属(現在のアントラーズ)などからのスカウトを断り、早稲田大学の受験一本に絞った。

「偏差値28からのスタート。全国模試を受けたら下から8番目でした。ただ、数学だけは小学校から高校までずっと5だったことが支えになりました。2浪して偏差値が74まで上がり、早稲田大学の人間科学部に合格しました」

 大学を卒業する4年生の時、小学校の同級生だった根本由美子を正月のラグビー早明戦に誘った。由美子は大妻女子短大を卒業し、「東京ニュース通信社」に勤務していた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」