麻生氏のトランプ会談に透ける下心丸出しな“片思い”…前大統領にいたっては親友シンゾーの死を忘れた?

公開日: 更新日:

 まさか、親友の死すら忘れていたのか。

■もみ手をしながら媚を売りに行ったようなもの

 表面上は日本への親しみを示す一方、史上空前の円安ドル高については手厳しい。トランプ前大統領は自身が立ち上げたSNSで〈米国にとって大惨事だ〉と指摘。通貨安誘導を念頭に〈私が大統領の時、とりわけ日本と中国に対して「そんなことやめろ」と説得に多くの時間を費やしてきた〉として、〈私は日本と中国に制限を設け、もし破ろうものなら地獄のような代償を払わせる〉と息巻いた。

「トランプ氏に日本はますます御しやすい相手だと思われたのではないか。秋の大統領選でトランプ復活の可能性があるとはいえ、岸田首相が国賓訪米した直後のタイミングに、わざわざ首相経験者が出向くとは、スリ寄り以外の何物でもありません。トランプ氏が日本に突き付けそうな厳しい要求をかわすために、もみ手をしながら媚を売りに行ったようなものです。政策課題があるなら、大統領に返り咲いた後に堂々と議論を交わせばいい」(国際ジャーナリスト・春名幹男氏)

 トランプ前大統領は再選したら、日本の防衛費についてGDP比2%を突破するよう要求するといわれている。早くも米国へのポチぶりを発揮していては、先が思いやられるばかりだ。

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