プーチン大統領「通算5期目」突入で“大暴発”が許される? ロシア正教トップお墨付きの不気味

公開日: 更新日:

■「プーチン大統領がいつまでも権力の座にとどまりますように」

 伏線とみられるのが、就任式前日の動きだ。ロシア国防省は6日、ウクライナ侵攻の拠点となる南部軍管区で「非戦略核兵器」の使用を想定した演習の準備を始めたと発表。つまり、戦術核のことだ。総主教が「神よ、プーチン大統領がいつまでも権力の座にとどまりますように」と演説を締めくくったのも何やら意味深である。

「総主教の祝辞が終わり、教会の鐘が鳴ると、生中継を担当していたアナウンサーが深いため息をついていました。感情を抑えられなかったのか。米議会では約610億ドルのウクライナ支援予算が成立。5期目最初の外遊先に選ぶほど頼みにしている中国習近平国家主席は、ロシアを素通りして訪仏。あからさまにプーチン氏を牽制しています。国家経済を支える国営のガスプロムは24年ぶりの赤字に転落。八方塞がりのプーチン氏は、11月の米大統領選までに局面打開を狙いにいくはずです」(中村逸郎氏)

 強まる揺さぶり。季節が進むのが恐ろしい。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  2. 2

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  3. 3

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  4. 4

    今なら炎上だけじゃ収まらない…星野監督は正捕手・中村武志さんを日常的にボコボコに

  5. 5

    「高市早苗総裁」爆誕なら自民党は下野の可能性も…“党総裁=首相”とはならないワケ

  1. 6

    志村けんさん急逝から5年、更地になった豪邸の記憶…いしのようことの“逢瀬の日々”

  2. 7

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 8

    広陵辞退騒動だけじゃない!「監督が子供を血だらけに」…熱戦の裏で飛び交った“怪文書”

  4. 9

    広陵野球部は“廃部”へ一直線…加害生徒が被害生徒側を名誉棄損で告訴の異常事態

  5. 10

    (3)阪神チーム改革のキモは「脱岡田」にあり…前監督との“暗闘”は就任直後に始まった