好決算の生保に「国際会計基準の見直し」を映した明暗…保険料収入減でも増益のなぜ

公開日: 更新日:

官界通(以下=官) 前回は上場企業の決算が好調だったことを取り上げたが、上場していない会社も多い生命保険会社も大幅な増益だったな。

財界通(同=財) そうだ。業界最大手の日本生命も株式会社ではなく相互会社という形だが、決算内容は公表している。それによると、今年3月期の本業での儲けを示す「基礎利益」は前期より60%余り増えた。

政界通(同=政) すごいな。

 業界2番手の第一生命は40%以上増えたし、3番手の明治安田生命も約40%増だ。

 でも、生命保険の契約で得た保険料収入には、明暗がみえた。日生は前期比で約35%増だが、第一は約13%増、明治安田は約9%減だった。

 えっ、保険料収入が減っても増益になるのか?

■保有株式を売却

 一つは、コロナ禍が収まって入院給付金などの支払いが減り、利益を押し上げた。もう一つが重要だ。各社は、利益が出ている保有株式をけっこう売ったようだ。

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