規正法改正で公明は“同じ穴のムジナ”はっきり 衆院本会議では立憲を批判する《コラおじさん》まで

公開日: 更新日:

「同じ穴のムジナとは見られたくない」

 自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件が発覚した昨年12月、こう訴えていたのは公明党山口那津男代表(71)だった。その後、自民党との政治資金規正法改正案では与党案がまとまらず、自民は単独で国会への改正法案提出を余儀なくされた。

 公明は自民との法案の修正協議でも難色を示し、ネット上では「下駄の雪がついに反旗を翻すのか」「連立解消になるのか」などと大騒ぎになったが、結局、ふたを開けてみれば元の木阿弥。結局、「同じ穴のムジナ」だったことがハッキリしたわけだが、6日の衆院本会で規正法案が採決された際、自民案に賛成の立場で討論に立った公明の中川康洋議員(56)の発言に対してもSNS上で話題となった。

 中川氏は本会議で、規正法改正の発端となった自民の裏金事件について「国民の生活感覚から大きくかけ離れたものであり、断じて許されるものではありません」としつつ、公明が主張してきた「政治家の監督責任と罰則の強化の明記」によって、「私は知らなかったという言い逃れはできなくなる」「トカゲのしっぽ切りなど、政治家に甘い状況は一蹴される」などと強調。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  5. 5

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  1. 6

    兵庫県・斎藤元彦知事らを待ち受ける検察審の壁…嫌疑不十分で不起訴も「一件落着」にはまだ早い

  2. 7

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

  3. 8

    日本の刑事裁判では被告人の尊厳が守られていない

  4. 9

    1試合で「勝利」と「セーブ」を同時達成 プロ野球でたった1度きり、永遠に破られない怪記録

  5. 10

    加速する「黒字リストラ」…早期・希望退職6年ぶり高水準、人手不足でも関係なし