柳井正ユニクロ会長兼社長「子どもに継がせない」発言が経済界に与えたインパクト

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 よく知っているな。ただ、発言の内容は一貫しているが、なぜいま、それをまた持ち出したのか。14人いる上席執行役員たちを「社長候補」として、引き締めるためかな。

 私は、2世や3世に選挙区を継がせる政治家と同様に、創業家出身というだけで「オーナー顔」をして子どもに継がせようという経営者たちに「会社は公器。上場していればなおさらで、世襲などとんでもない」と警告を発したと受け止めたいね。

 経済界が受けた衝撃もそこだ。社名は言いにくいが、創業一族だといっても株式の一部しか持っていないのに、トップの威光で「世襲」を強行する例が後を絶たない。柳井氏が「世襲」を否定し切れば、強行しにくい空気が広がる。

 いいことだ。「いまや会社のガバナンス(経営統治)が大事な時代」などと言っておきながら、「世襲」はそれに反する場合が多い。

 永田町の政治家たちにも、柳井氏の発言を聞かせたいね。

構成=竜孝裕(ジャーナリスト)

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