企業調査で分かった異次元緩和の“汚点” ジャブジャブ融資はやはり有効活用されていなかった

公開日: 更新日:

 今年3月末時点の日銀の国債保有残高は約589兆円で、年度末としては過去最大。異次元緩和が始まる前の2013年3月末の約130兆円から実に4.5倍以上に膨らんでいる。

 2年をメドとしていた異次元緩和を、日銀はズルズル続け、金融機関から国債を大量に買い入れることで市中に資金を供給し続けたが、企業は設備投資も賃上げにも消極的で、資金需要は低迷。困った金融機関は、付き合いのある企業に「ゼロ金利だから借りてくれ」と頼み込み、企業は余裕資金をプールしておいただけということなのだ。

「今後、金利が上がるということで、過剰債務を抱えている企業はキツくなると言われていますが、逆に、困らない企業が2割もあるというのは興味深い。アベノミクスが全く意味がなかったとまでは言いませんが、需要のないところに資金を入れても経済は循環しなかった。インフレにもなりませんでした。こうしたデータがあるのですから、政府・日銀は異次元緩和の弊害をしっかり検証すべきです」(森岡英樹氏)

 庶民は「安いニッポン」に苦しめられているし、ホント、アベノミクスはロクでもなかった。

  ◇  ◇  ◇

 岸田政権“ドヤ顔”の定額減税は、やっぱり効果はありませんでした…●関連記事【もっと読む】は必読だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  3. 3

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  4. 4

    北島三郎(2)2018年に次男が急逝「息子だけど、音楽の、とても良い仲間でもあった」

  5. 5

    SNSで大バズリ! 高市首相の「激ヤバ発言動画」発掘がブームに…中には悪質な切り取りも

  1. 6

    『ヘイ・ブルドッグ』ポールの見事なアドリブに感じるコーラスグループのすごみ

  2. 7

    有望高校球児の進路事情に異変! 青学大は「ドラフト指名と同等の価値」「明大より上」とプロスカウト

  3. 8

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  4. 9

    新庄日本ハム舵切り「2位シフト」 騙し騙し起用の万波中正をついに登録抹消

  5. 10

    東京・銀座、KK線再生で誕生、東京スカイコリドーは高さ8.5メートル天空の遊歩道