自民・進次郎氏が政策活動費「公開方法工夫支出」で悪あがき…グダグダ居直り答弁で野党からフルボッコ

公開日: 更新日:

 立法事実さえあやふやなのに、どういう基準で非公開になるのかもあいまい。法人への支出については、その公開が業務に関する秘密や競争上の利益を害する恐れがあるかどうかが工夫支出の要件だった。

 後藤氏は「自民党から支払いを受けている事実が明らかになれば、何らか影響することは大いにあり得る」「何でも(非公開に)入ってしまう」と指摘。「どういう基準で(公開・非公開を)分けるのか」とツッコまれると、進次郎氏は「変な印象操作をやる議論ではない」と反論し、はぐらかすのに必死だ。

 外交上の機微な交渉に関しては、野党も「非公開もやむなし」と一定の理解を示してきた。わざわざ工夫支出という例外をつくらずとも、使途が公開されない内閣の官房機密費を使えばいいとの立場だ。

 しかし、進次郎氏は「野党になったら、そういう(官房機密費が使える)環境にならない」と訴え、「野党、与党にかかわらず、外交などを考えた時には(使途公開の)工夫が一部あるのも政党の本来の運営上、あり得る」と持論を展開。後藤氏から「我が党(立憲)はそういう支出がない」「自民党も野党になったら(公開に工夫が必要な)支出はしないで」と一蹴された。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • トピックスのアクセスランキング

  1. 1

    日米関税引き下げは「合意文書なし」の口約束…チラつくトランプ大統領の“ちゃぶ台返し”

  2. 2

    トランプ大統領が熱烈支持層と対立のナゼ? エプスタイン事件めぐりMAGA派を「愚かな人々」呼ばわり

  3. 3

    リゾート開発計画に揺れる野沢温泉村の村長に聞いた「ニセコでも白馬でもない独自文化の根付く唯一無二の村をつくる」

  4. 4

    新型ダイハツ ムーヴに初試乗! スライドドア化は是か非か? 王者ホンダN-BOXと比べてみた

  5. 5

    「エムット」の商標巡り“ニアミス”騒動も…三菱UFJ銀はポイント還元率最大20%ブチ上げ預金獲得強化へ

  1. 6

    元安倍派・豊田真由子氏が「羽鳥慎一モーニングショー」で暴露!“パー券販売”の驚愕実態にSNS震撼

  2. 7

    賃上げ、人手不足、トランプ関税の“トリプルパンチ”で倒産ラッシュが加速…年間1万件突破も視野に

  3. 8

    外国人の「日本ブーム」は一巡と専門家 インバウンド需要に陰り…数々のデータではっきり

  4. 9

    「8月の円高・株安」と「9月の米国株下落」…2つのアノマリーは本当なのか

  5. 10

    米中がしのぎを削る最先端分野の開発競争…日本はカヤの外か?

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本中学生新聞が見た参院選 「参政党は『ネオナチ政党』。取材拒否されたけど注視していきます」

  2. 2

    松下洸平結婚で「母の異変」の報告続出!「大号泣」に「家事をする気力消失」まで

  3. 3

    松下洸平“電撃婚”にファンから「きっとお相手はプロ彼女」の怨嗟…西島秀俊の結婚時にも多用されたワード

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    俺が監督になったら茶髪とヒゲを「禁止」したい根拠…立浪和義のやり方には思うところもある

  1. 6

    (1)広報と報道の違いがわからない人たち…民主主義の大原則を脅かす「記者排除」3年前にも

  2. 7

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  3. 8

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  4. 9

    自民党「石破おろし」の裏で暗躍する重鎮たち…両院議員懇談会は大荒れ必至、党内には冷ややかな声も

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」