焦る国民民主・玉木代表がポロリ明かす…「103万円の壁」問題決着へ見えてきた“妥協額”は150万円

公開日: 更新日:

 しかし、いくら番組内の発言が気に食わなかったとしても「放送法」まで持ち出すのは異様だ。

 さらに、25日までには、当初24日に予定されていた自、公、国の「3党協議」がキャンセルになったことに怒りを爆発。
<本日予定されていた自民党公明党国民民主党による『103万円の壁』協議が、自民党の宮沢洋一税調会長の日程が合わなかったため、見送りとなりました><この協議以上に重要な日程があるのでしょうか。国民の手取りを増やす協議を軽視しているのではないでしょうか>

 24日放送のMBSテレビの情報番組「よんチャンTV」にVTR出演した時は、103万円の壁の見直しについて「150万円以上まではいかないと」「もし仮に、(与党が)腹案として140万円を持っているなら、140万円がスタートラインですね」と発言。

「178万円」への引き上げを求めている「103万円の壁」について、「落としどころ」は150万円だと、手の内を見せている。

「政党の代表が、放送法まで持ち出してテレビ局を牽制したのは驚きです。それに、まさかこの時期に、103万円問題の“妥協額”を150万円だと明かすとは思わなかった。103万円をめぐる協議のヤマ場は、2025年度予算案の採決が衆院で行われる来年2月とみられているから、いま落としどころを明かすのは、ちょっと早すぎると思う。直前まで『178万円』で押し通した方が、駆け引きには有利なはず。恐らく玉木さんは、焦っているのでしょう。日本維新の会が自民党に急接近していますからね。維新が2025年度予算案に賛成したら、国民民主は出番を失ってしまう。有権者の関心をつなぎとめるためにも、103万円問題を訴えつづけるつもりでしょう」(政界関係者)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い