セブン&アイ=コンビ二苦戦vsイオン=まいばす好調…流通大手2社は決算で明暗はっきり

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 セブン&アイとイオンの決算を見て流通経済アナリストの渡辺広明氏が言う。

「セブンのコンビニ事業は既存店の売り上げを前年比2.5%伸ばす目標を掲げていましたが、25年上期の前年比では0.8%増と目標未達。客数が0.5%減と客離れが継続しているのが苦戦の原因」

「イオンは『トップバリュ』の節約志向がニーズに合致し消費者を掴み成功しました。一方、セブンは革新的なヒット商品を出せなかった商品力の差と、売れ筋のプライスダウンなど価格戦略の失敗が客足を遠のかせたといえるでしょう」

 セブン&アイは7月、カナダのコンビニ大手アリマンタシォン・クシュタールからの買収提案を拒否した。しかし、この買収案撤回からセブンの株価は急落し、8月に時価総額でイオンに逆転されている。売上高、営業利益とも業績面ではイオンはセブンに劣るが、イオンが展開する小型・都市型スーパーマーケット「まいばすけっと」が急成長している。

 セブン&アイHDのスティーブン・デイカス社長は30年度に営業利益を24年度比26%増の3.4兆円に、北米事業を1300店舗、国内で1000店舗を増やすという。世界一のコンビニ企業の今後の戦略が注目される。

(ジャーナリスト・木野活明)

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