【クミン】身体を温める働きが高く冷えによる関節痛に威力を発揮
すっかり冷え込んできた今日このごろ。なんだか身体の節々が痛む、動かしづらい……。寒さがつのると悪化しやすいのが「関節痛」です。気温の低下によって、身体が冷えることで痛みが現れたり、強くなります。身体が冷えると血管が収縮し、血流が悪くなります。血行不良は筋肉の緊張を引き起こし、関節の痛みを引き起こす原因になるのです。
また、寒くなると活動量が低下することも関節痛の要因になります。家でじっとしていたり、運動する機会がなくなることでいよいよ血流が悪くなり、筋肉量も減ることで関節に悪影響を及ぼします。
とくにシニアは加齢によって血管が硬くなり弾力性が低下しているため、血流も悪くなりがち。年齢を重ねて軟骨がすり減っているので、冷えの影響を受けやすい傾向があります。
中医学においても、冷えは関節痛を引き起こす原因と考えます。中医学では「不通則痛(ふつうそくつう)」という考え方があります。言葉通り、「通らざれば痛む」という意味。冷えは、人間のエネルギー源である「気」、栄養成分である「血」の巡りを滞らせるため、痛みが生じやすくなるのです。


















