新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

公開日: 更新日:

■備蓄米も影響

 米価が下落しかねない背景には、大量に放出された備蓄米も影響しているようだ。

「スーパーの店頭には、随意契約により放出された備蓄米が、いまだに残っています。備蓄米で商売になる卸売も積極的に新米を仕入れる動機がなく、集荷業者は大量の新米を抱えている。買い付け競争が過熱し、高い価格で農家から買ったために、借金を抱えている集荷業者も多く、その返済のためにも、早くコメを売って換金する必要がある。赤字覚悟で売りに出さざるを得ない状況になっています」(米流通評論家の常本泰志氏)

 米価暴落という事態に発展するのか。

「近く米価が下がるだろうと我々も予測しています。まさにチキンレース。どこかで誰かが損切りに動けば、雪崩を打って一気に暴落する可能性はある。すでに一部では値下げの動きが見られており、北関東産のコシヒカリなどが3000円台中盤で店頭に並び始めている。コメ業界の商習慣から年内の決着を望む声も多く、早ければ来月末にも米価下落が始まるかもしれません」(前出の大手コメ卸売関係者)

 米価の混迷は深まるばかりだ。

  ◇  ◇  ◇

「令和のコメ騒動」については、関連記事【もっと読む】【さらに読む】などで詳しく報じている。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人2年連続V逸で再び始まる“見境なしの大補強”…床田、坂倉、吉田正尚に小園海斗まで照準

  2. 2

    伊藤沙莉「劇場版『虎に翼』」に興収30億円期待も…豪華キャスト再集結でなお残る“ひとつの不安”

  3. 3

    阪神に来オフ「藤川GM×赤星監督」の仰天プラン浮上! 球団初のリーグ連覇も指揮官交代へ

  4. 4

    「タンス預金2000万円」相続税はどうやってバレる? 税務署が追う“亡き親の出金”

  5. 5

    阪神が佐藤輝明のメジャー流出に備え“金満補強”か…吉田正尚、元MVPゴールドシュミットら浮上

  1. 6

    大谷翔平は90打席ぶり一発どころかPSで本塁打量産も…地区S初戦で見せた“復調サイン”

  2. 7

    【阪神】2026年 戦力外通告選手一覧

  3. 8

    “引退説”の巨人・坂本勇人は来季も現役続行か…「特に二塁打記録更新には強い意欲」の証言

  4. 9

    梅野隆太郎&糸原健斗は戦力外回避か? 気になる阪神ベテラン功労者2人の処遇

  5. 10

    簗農相にまだまだ醜聞続出か?「道路予算カット」暴言も反省ゼロ…臨時国会は大混乱必至