イラン戦争で「高市トレード」吹っ飛んだ! 日銀総裁答弁「展開次第で日本経済に大きな影響」の最悪シナリオ
戦争泥沼化なら「レアアース禁輸がダブルパンチに」
経産省が4日発表したレギュラーガソリン1リットル当たりの店頭価格(2日時点)は、3週連続値上がりし158円50銭。来週は160円を超えることも予想されている。
戦争は泥沼化する可能性が出てきた。日本経済の先行きを専門家はどう見ているのか。元経産官僚の古賀茂明氏はこう言う。
「戦争がどれぐらい長引くか、それによって石油の輸入がどれだけ止まるかにかかっています。地上戦に米軍を投入するのは難しいと考えると、ダラダラと不安定な状況が続いていく可能性が高い。石油は254日分備蓄があり、LNGはそこまで影響がないと言われてはいますが、価格は確実に上がる。貿易赤字が拡大し、円安と原油高でインフレが再加速するでしょう。一般市民の生活がさらに困窮するだけでなく、さまざまな業界に影響が及ぶ。例えば海運業界は既に打撃を受けています。石油はエネルギーとしてだけでなく、プラスチックの原料になるし、クリーニング店やハウス栽培にも使われている。景気に悪影響が出るのは確実で、そうなると全産業にわたって設備投資が抑えられ、波及効果で経済全体が悪くなる。物価が上がって景気が悪くなるスタグフレーションになる可能性が十分あるわけです」
これにもうひとつ、日本経済にダブルパンチとなる要素があるという。日中関係の悪化で輸入に影響が出ているレアアースだ。
「ちょうど重なってくるんですよ。中国からの輸入はいま、事実上かなり止まってしまっています。ただ、企業は尖閣問題の時の経験があるので代替供給先を探したり、部品の在庫を増やしたりと対策は取っている。ところが、それでも半年経てば在庫はなくなり、夏ごろには操業に影響が出てくる可能性があると、先日、自動車部品メーカーの役員が言っていました。ですから、レアアース問題と原油価格高騰がダブルで効いてくる可能性もある。そうなると日本経済は最悪です」(古賀茂明氏)
トランプベッタリの高市首相の手に負えるのだろうか。
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