著者のコラム一覧
森岡英樹経済ジャーナリスト

1957年生まれ。早稲田大学卒業後、 経済記者となる。1997年、米コンサルタント会社「グリニッチ・ アソシエイト」のシニア・リサーチ・アソシエイト。並びに「パラゲイト ・コンサルタンツ」シニア・アドバイザーを兼任。2004年にジャーナリストとして独立。

常務が不適切報酬で解任…サンリオ「10年後に時価総額5兆円」目標の足を引っ張る2つの誤算

公開日: 更新日:

 信太郎氏は1927年に同県甲府市に生まれ、60年に現サンリオを創業した。山梨県庁の職員から身を起こし、一代で世界的なエンターテインメント会社「サンリオ」を築いた信太郎氏はファンから「いちごの王さま」と呼ばれている。信太郎氏のいちごへの思い入れは強く、現在も「いちご新聞」を発行し続けている。

 また、信太郎氏はNHK連続テレビ小説「あんぱん」で、柳井嵩が所属した小倉連隊時代の上等兵・八木信之介のモデルといわれている。

 サンリオの誤算は、これだけではない。株式分割を契機に、株価が冴えないのだ。4月1日、サンリオは1株を5株にする株式分割を実施。投資家層の拡大を目的としたものだが、株価は低迷している。

「好業績なのに株価が上がらない。典型的な『業績と株価のギャップ』に悩む銘柄となっています。2025年8月には上場来高値の8685円(株式分割前)をつけましたが、それ以降はだらだらと下げ続け、今年1月には4500円(株式分割前)まで下落。2月の決算発表でいったんは持ち直したものの、その後も1000円台(分割後換算)での低空飛行が続いている」(市場関係者)という。

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