DeNAは“AI全振り”で飛躍できるのか? 1年前に宣言した南場智子会長が15年ぶり社長に復帰
「南場氏は1年前に『AIにオールイン(全投入)』を宣言。AIの活用で業務を効率化し、2500人いる社員の半数をAIの新規事業に充てるとしましたが、その新規事業がまだ育っていない。25年3月期からの中期計画の目標であるROE(自己資本利益率)8%こそ達成しましたが、株価が冴えないのは、結局、市場が新規事業を評価していない証拠です。さらに昨年10月、旧村上ファンド系のシティインデックスイレブンスに5%超の株式を握られたことも、復帰を急がせた後顧の憂いとなったのでしょう」(同前)
では南場氏、復帰をして何をやるのか。社長再登板に先立つ3月、南場氏は技術者向けイベントで、「AI全振り」の新規事業について語った。アプリ領域でのAIサービスの展開と、自動運転や人型ロボットといった「フィジカルAI」(物理的な実体を持つAI)のスタートアップとの連携も視野に入れるとした。
ベイスターズは24年に26年ぶりの日本一を達成した。これを南場氏は球団オーナーとして喜んだが、ベイスターズの躍進も選手強化にAIの導入があった。同じフィジカルでのAI活用の実績を生かし、従来の事業からの大胆な飛躍で同社は生まれ変わるか。 (ジャーナリスト・横関寿寛)


















