餃子の王将&ココイチで客離れ進む衝撃…外食「1000円の壁」で分かれる明暗
カレーハウスCoCo壱番屋(ココイチ)は客離れが顕著だ。24年2月期は前年比プラスだったが、24年9月から前年を下回るようになり、25年2月期と26年2月期の実績はそれぞれ1.5%減、3.5%減だ。
客離れは24年8月にカレーやトッピングで実施した10%超の値上げが要因とされ、客単価は値上げにより1200円を超えた。
「実質賃金以上に値上がりしているため、消費者の受容も限界を迎えた。所得が高い層以外は、外食を控えるか、安い業態にシフトする動きがみられる。低価格業態に客が集中し、客数では二極化が進みつつある」(前出の外食関係者)
サイゼリヤは23年8月期以降、前年比15%以上のペースで客数が増加した。今期(26年8月期)も8カ月の累計で同約15%増と好調だ。客単価は862円。コロナ禍以降は「99円表示」廃止のための1円切り上げをしただけで、値上げは実施していない。週末には客が集中し、30分以上待たされる店舗もあるほどだ。
客単価1000円未満とされる「日高屋」も23年2月期以降、4期連続で客数が増加。今期も3、4月の2カ月間で2.2%増を記録した。
今年も原油高など値上げの要因が収まりそうにない。消費者の懐が寒い中、外食の選択肢がさらに狭まりそうだ。
(山口伸/ライター)


















