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中西文行「ロータス投資研究所」代表

法政大学卒業後、岡三証券入社。システム開発部などを経て、岡三経済研究所チャーチスト、企業アナリスト業務に従事。岡三インターナショナル出向。東京大学先端技術研究所社会人聴講生、インド政府ITプロジェクト委員。SMBCフレンド証券投資情報部長を経て13年に独立。現在は「ロータス投資研究所」代表。

原油高止まりと節約志向で景気の先行きに暗雲…日本の自動車産業はターニングボイント

公開日: 更新日:

 なお、日銀は今後の消費者物価見通し(除く生鮮食品)について、26年度は2.8%上昇とみている。個人消費は低迷、景気の先行きに暗雲である。

 景気の先行指標となる設備投資。内閣府が5月21日に発表した3月の機械受注統計(季節調整値)によると、企業の設備投資の先行指標となる民間需要(変動の大きい船舶・電力を除く)の受注額は前月比9.4%減の1兆109億円だった。

 設備投資の先行指標は工作機械受注。日本工作機械工業会の4月分の受注速報では、イラン情勢を反映してか、内需492億円(前月比2.3%減)、外需1396億円(同2.3%減)だった。3月分の受注確報は内需504億円(同35.8%増)、外需1429億円(同30.5%増)。4月は一変した。

 日本の景気に影響が大きい自動車産業は、ターニングポイントを迎えている。日産自動車は工場閉鎖。トヨタ自動車やホンダは高額な大型車の逆輸入を始めた。「メード・イン・USA」の日本車が増える。

 基幹産業の国内生産減少は、周辺産業に広がり、いずれ総需要の減少を示唆する。足元のイラン情勢は気掛かりだが、完成車メーカーの下請けの部品メーカー、金型メーカーに多用される工作機械。その受注動向に、今後の日本の、中国の、そして世界景気の先行きが見えるような気がする。

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