家族連れ、夫婦、出張…新幹線代をケチって自由席へ「指定席代」は節約すべき対象?

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 ならばと、「ひかり」や「こだま」に切り替える手もある。こちらには自由席がある。ただ、本数は少なく、お盆の自由席は争奪戦だ。始発駅以外では、家族4人が一緒に座れる保証はない。所要時間も、同じ東京〜新大阪でのぞみの約2時間半に対し、ひかりは約3時間、こだまは4時間近い。

 混雑ぶりも数字に表れている。JR東海によると、2025年のお盆期間、東海道新幹線の利用者は409.1万人で、前年より13%増えた。報道によれば、静岡駅の「ひかり」自由席では、下りのピークで乗車率160%に達した日もあったという。自由席に逃げれば安心、とは限らないのだ。

 もちろん、誰にとっても指定席が正解ではない。一人旅で時間をずらせるなら、自由席で抑える手もある。夫婦だけなら、席が離れてもさほど困らない。だが、小さい子ども連れとなると話は変わる。座れるかどうかが、旅の疲労度を大きく左右するからだ。

 FPとして家計を見てきた立場で言えば、こうした年に数回しか発生しない費用は、削っても家計全体への効き目は薄い。むしろ指定席代は、座席と数時間の平穏を確保するための「保険料」と考えたほうがいい。本気で固定費を圧縮したいなら、毎月のスマホ代やサブスクを見直すほうが、よほど効く。

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