ヨドバシが駅直結の東口で開業 池袋家電戦争で問われるビックとヤマダの戦略
ヨドバシはそごう千葉店の別館も取得し、24年11月に同地で出店している。今回のヨドバシ池袋の開店により、池袋では量販店大手の3社が激突する構図となった。
ビックカメラは1978年から店舗を構え、現在では駅周辺で4店舗を展開。このうち3月に開業した西口の店舗は、旧池袋マルイ跡地に誕生した再開発ビルの中にある。
一方、郊外立地が強みのヤマダデンキは09年、旧三越池袋店の跡地に店舗を構えた。
都内では00年代から百貨店の量販店化が進んでおり、今回の件もその潮流の一環といえる。
「衣類の低価格化が進んだことで、アパレルに依存する百貨店は駅前一等地でも儲からなくなった。国内外の富裕層向けに特化した百貨店は生き残るが、池袋の立地では難しい。そもそも西武池袋も開業当初から庶民向けが売りだった。服より家電やスマホの方が集客力は大きいのが現実だ」(小売業界関係者)
消費者が比較購買を目的に集まるため、秋葉原のような量販店の集中は競合同士に利益をもたらす相乗効果があるとされる。だが池袋ではヨドバシが駅と直結しているため、他社への人流が抑制される可能性もある。
安さか、独自商品の開発か。ビックとヤマダの2社は今後、ヨドバシの立地条件を上回るメリットを訴求しなければならない。
(山口伸/ライター)


















