不動産ジャーナリスト榊淳司氏が分析、新築もアリ! 首都圏4000万円以内の狙い目エリア
■先物買いで延伸計画のTXと有楽町線の沿線
通勤が比較的楽という点では、埼玉高速鉄道の沿線もプッシュします。南北線に乗り入れていて都心へのアクセスが優れているのに、東川口駅から赤羽岩淵駅まではほかの私鉄などに比べると通勤時間帯でもすいています。たとえば東川口で検索すると、60平方メートル台が2000万円台半ばで見つかります。ただし、大きなショッピング施設などは少なく、どちらかというと地味な街並み。落ち着いたエリアを好む人に向いています。
逆に人情的な下町に住みたい人にうってつけなのは、東武東上線の大山と成増です。成増は有楽町線の駅も近くにあります。東上線は混雑する池袋乗り換えがネックですが、それをいとわない人なら悪くありません。
つくばエクスプレス(TX)は沿線の流山が子育て世帯に人気で人口が増えています。TXは都心への延伸計画があるため、すでに人気となった沿線が計画によっては20年後に再びブレークするかもしれません。
もうひとつ延伸計画との関連でオススメを。有楽町線は豊洲から住吉に延びる計画があり、その間に「枝川」と「千石」の2つの駅が設けられる予定です(いずれも仮称)。実現はかなり先の話ですが、今から押さえておくのも一手でしょうが、そもそもエリアがかなり狭く、狙えるのはマンションのみ。新築・中古とも選択肢は多くはありません。
いかがでしょうか。ちょっと視点を変えると、首都圏にも狙い目の物件が簡単に見つかります。夢のマイホームも、探し方次第です。
▽榊淳司(さかき・あつし)1962年、京都生まれ。不動産ジャーナリスト・榊マンション市場研究所主宰。主に首都圏のマンション市場に関するさまざまな分析や情報を発信。「マンション格差」(講談社現代新書)をはじめ著書多数。


















